飛騨牛といえば
飛騨牛と言うと、一昔前に偽装問題が起こって話題になったことがあります。
大手食肉会社が肉質等級を偽ったり、消費期限を偽るなどの事件が発覚しました。
飛騨牛、その後とは
事件が発覚して以来、個体識別番号などの明瞭化など、いくつかの改善が見られています。
今までは、業者が勝手に等級シールを張り替えることができてしまう状況がありました。
その状況を避けるべく、一つの改善策として個体識別番号を公開することになりました。
それにより、どの商品をどの店舗が扱っているか明白になり、偽装の可能性が大幅に低減!
信頼度がアップし、ブランド力を取り戻しています。
今では信頼も回復!
偽装問題をきっかけに岐阜県全体での信頼回復に努めた努力が実り、ブランドイメージも回復!
その結果、年間出荷数は1万頭を超えています。
今でも岐阜県を支えるブランド肉として、多くの農家が飼育しています。
信頼度が上がった飛騨牛の識別
これまでの方法では、個人の偽装に対応できない部分がありました。
しかし今では第三者の機関を投入し、消費者でも個体識別番号が把握できるようになりました。
飛騨牛かどうかチェックできる!
飛騨牛の銘柄推進協議会が発足し、個体識別番号について調べられる環境が整いました。
公式サイトから、個体識別番号を入力すれば飛騨牛のチェックができます。
購入した時にラベルやパッケージに個体識別番号が記載されています。
その番号を入力するだけで認可されている飛騨牛かどうかがわかるという優れもの!
十分に第三者の目が厳しくなり、偽装が防げる状況になったと言えます。
抜き打ち検査を実施
しかし、すでに認可されているところが偽装していたら気付かないケースもあるかもしれません。
そういった目にも対処すべく、岐阜県では抜き打ち調査を実施!
精肉店など飛騨牛を取り扱っている店舗を対象に調査しています。
抜き打ち検査で牛肉のDNA鑑定を行い、もし偽装をしていればすぐに判明するでしょう。
流通しているものはほぼ100%飛騨牛!
生産者の意識、検査する側の厳しいチェック体制が整ったことで安心して購入できるようになっています。
偽装された飛騨牛が出回る可能性は限りなく、ゼロに近いものになっているといえるでしょう。
ただし肉質等級が低いケースも!
以前の飛騨牛は肉質等級が5のものに限られていました。
しかし今では3のものも飛騨牛と呼んでいます。
今まで5の肉質等級の飛騨牛を食べていたという方にとってみれば、その違いがわかるかもしれません。
しかし、優良なお店は個体識別番号を開示しますので、肉質等級の偽装の心配はありません。
2以下の飛騨地方飼育の黒毛和牛は何?
3以上の肉質等級が飛騨牛とご紹介しましたが、それ以下の牛肉は、飛騨和牛と名付けられます。
これには飛騨牛と勘違いして購入する方もいるようです。
肉質等級が1か2に該当するものは飛騨和牛と覚えておきましょう。
※等級が低くても十分に美味しいですが…。。
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