飛騨牛を安心して食べてもらうための努力【ISO認証】
飛騨牛は安心して消費者に食べてもらえるようにさまざまな努力をしています。
前述した個体ごとの肉質の管理・公開もそうですし、ISOやHACCPの取得も行っています。
ISOとは
ISOとは国際標準化機構の策定した国際規格で、工業を中心にさまざまな分野にその企画が策定されています。
飛騨牛の流通を一手に扱うJA飛騨ミートでは、このうち食品の安全に関するISO 22000、品質保障に関するISO 9001を取得しています。
HACCPシステムとは
もう一つのHACCPシステムとは、食品の安全や衛生に関する管理手法で、個々のケースに合わせた分析によってどのような危害が起こりうるか想定し対策するという手法です。
この手法のメリットは、一般的な管理では対応しきれない個々のケースごとの事情にあわせた対応を用意できるため、より実践的な衛生管理が出来るという点です。
この手法はアメリカでは広く広まっていますがそれに比べて日本ではまだまだです。
このように飛騨牛の流通ルートは、いち早く国際的な手法や基準を取り入れることによって、安全、安心な食肉を届けられように努力しています。
お財布にもやさしい? 等級ごとの格付け
飛騨牛の工夫はまだあります。
肉にはさまざまな基準や等級があります。
肉質の等級や脂肪の入り具合、歩留の等級というのもあります。
飛騨牛は、一番味や品質に直結する肉質等級を情報公開しています。
現在、肉質等級の5段階のうち、平均水準である3以上のものが飛騨牛として認められています。
飛騨牛は食肉市場が特別に、等級ごとに5なら金、4なら銀、3なら白のパックラベルを発行しており、流通業者はこれをパックに張ることが出来ます。
肉を見ても肉質の良し悪しが分からないという人も、このラベルを見れば肉質は一目瞭然です。
また、白いラベルの3等級のものならお財布にやさしいので普段から利用できますし、今日はご馳走!という時には金のラベルの5等級の肉を買う、という風に使い分けが出来ます。
検索ですぐに判明できる飛騨牛リスト
「どこへ行けば飛騨牛を手に入れられる、安心して食べられるお店があるのか分からない」という方がいらっしゃるかもしれません。
現在、飛騨の飛騨牛銘柄推進協議会の公式サイトでは飛騨牛を生産する登録農家や調理、販売する飲食店、販売店のリストを製作しています。
こちらからリストや個体識別等を調べられます⇒http://www.hidagyu-gifu.com/
これにより、パックやラベルに記載された個体番号からその肉質等級がすぐに検索できるようになり、また、どこへ行けば安心しておいしい飛騨牛が食べられるのかがすぐに分かります。
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