鹿児島六白黒豚のルーツとは
日本の黒豚の中で1番人気がある豚といえば、鹿児島の六白黒豚。
「黒豚で有名なのは?」と聞かれたら、真っ先に名前が挙がってくると言っても過言ではありません。
そんな鹿児島六白黒豚ですが、すでに400年以上の歴史があると言われています。
六白黒豚とは
六白黒豚が名前の通り、体に白い部分が6ケ所あります。
4本の足先、鼻、尾の合計6ヶ所です。
それ以外は黒毛が特徴のバークシャー種となっています。
六白黒豚はエリート家系?
六白黒豚の歴史を紐解いていくと、日本育ちの黒豚とイギリス生まれのバークシャー種が起源。
この2つの品種が掛け合わさって、現在の鹿児島六白黒豚が誕生したといわれています。
どちらも上質な肉質を誇る黒豚同士です。
エリートな体育会系のご両親のもとに生まれたお子さんが、鹿児島の六白黒豚という感じですね。
六白黒豚の魅力とは
サラブレットともいえる遺伝子を受け継ぎ、育った六白黒豚。
もともと黒豚は出生数が少なく、成長も遅いので非常に時間がかかって出荷されるんです。
黒豚と白豚で出生数が違う?
六白黒豚の場合、親が赤ちゃんを産む数は10頭にも及びません。
一方、白豚の場合は1回の出産で12頭ほど。
それでいて黒豚の数自体も全国的に少ないですから、希少価値がとても高いというわけです。
手間暇かける価値がある
六白黒豚を中心とした黒豚は、とにかく生産コストが高いです。
しかも黒豚の場合は難産傾向があり、出産に失敗することもしばしば・・・。
一頭にかかる費用も白豚とは雲泥の差ともいわれています。
餌も贅沢な六白黒豚
しかも贅沢にも、鹿児島の六白黒豚は、ぬかや油粕だけが餌ではありません。
人間でも食べられるような鹿児島特産のサツマイモを毎日バクバク食べているんです!
生活環境も食費もかかって贅沢な動物というわけです。
手間暇かける価値がある肉質が実現!
鹿児島の六白黒豚は生産コストが高い反面、上質な肉質を作り出し、高い卸売価格が見込めます。
アミノ酸含有量が多く、肉繊維も細かいことから味の良さと食べやすさの両方が実現しています!
中高年の方にも喜ばれる品質
鹿児島の六白黒豚は肉繊維が細かいので、それだけ歯切れの良い食感となっています。
そして脂肪水分量が少ないですから、脂っぽい食感にならないのも嬉しいですね。
食べやすくて、脂肪分が少ないということで、女性や中高年の方にも好まれている豚肉です。
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