宮崎牛とは?
宮崎牛は宮崎県を代表するブランド牛としてとても有名です。
宮崎牛は宮崎県内で生産された黒毛和種の和牛で、日本食肉格付協会の肉質の格付けで4等級以上であることが必要です。
宮崎牛のばあいは歩留まりの格付けはA~Cのいずれかは関わりがありません。
宮崎牛の歴史
宮崎県では前々から肉牛用の子牛(素牛=もとうし)の生産がさかんです。
質のいい子牛を県外へ多く出荷しています。
特に三重県への出荷が多く、松阪牛の素牛のひとつとしてもよく知られています。
昭和46年には肉牛用の子牛をメインにしていた体制から、宮崎県内で一貫した生産システムを作ることをはじめました。
約10年をかけて、素牛の生産から飼育、製品化まで県内で行えるシステムをつくりあげました。
昭和61年に宮崎牛というブランドが確立され、その名称を使うためのルールも作られました。
宮崎牛の贈呈
宮崎牛の知名度をさらに上げる必要性から目につくPRとして考えられたのが、大相撲優勝力士への宮崎牛贈呈という方法でした。
第1回の贈呈は昭和61年の九州場所、宮崎牛1頭分の目録が優勝力士へ授与されました。
ほかにもプロ野球チームやプロサッカーチームが宮崎県でキャンプを行う際には宮崎牛を贈呈し、その名を広くアピールして知らせてきました。
宮崎牛の品質
宮崎県の豊かな自然の中で大事に飼育された宮崎牛は甘みやコクをもつ上質の肉質を誇っています。
育てるにはかなりの手間がかかるのですが、3年近くの年月をかけて大事に育てられています。
なんといってもきれいな霜降り、こまやかな肉質が大きな特徴です。
柔らかな肉は甘い香りをもち、たっぷりの肉汁、とろけるような霜降りの味わいをもっています。
肉の臭みやクセはなく、質のいい脂身であることがわかります。
宮崎牛の高い評価
宮崎県を代表する食品である宮崎牛は全国的にも高い評価を維持し続けています。
共進会での連覇!
5年に1度開かれる全国和牛能力共進会は「和牛のオリンピック」と言われています。
宮崎牛は平成24年に開かれた第10回全国和牛能力共進会で9部門中5部門でトップを獲得しました。
さらに「花の7区」という種牛と肉牛との総合評価で内閣総理大臣賞を得ています。
団体賞でも1位となり、前回につづき、2度目の日本一を達成しています。
連覇は史上初のことであり、大いに話題になりました。
口蹄疫を乗り越えて
平成22年に発生した口蹄疫は宮崎県の畜産業に大きな打撃を与えました。
しかしその後の畜産農家のたゆまぬ努力により、高い評価を維持しています。
おすすめの食べかた
いいお肉なのでできるだけ肉本来の味わいを堪能できるようにシンプルな食べ方がおすすめです。
さっと焼いたステーキや焼肉、しゃぶしゃぶでいただくといいでしょう。
参考サイト
■テツゲー!
■黒毛和牛.com
■宮崎市HP
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