外国の人は「日本人は生の魚を食べる!」と驚きますが、さらに「生の鶏肉を食べる!」と知るとさらに驚くのでしょうか…。
鳥刺しは鹿児島の郷土料理の1つで、地元スーパーでも売られています。
鹿児島と鶏の関係
養鶏日本一
鹿児島は養鶏が盛んで、年間の算出額は全国一位のシェアを誇っています。
国内有名外食産業で鹿児島の食鳥会社と契約しているところもあります。
県民の生活に根ざしている鹿児島の鶏
鹿児島では江戸時代から自宅で地鶏を飼っていて、祝の席などで一羽つぶして近所にもふるまっていたという風習があります。
ですから鶏が食卓に上るのは鹿児島ではごく当たり前のことだったのです。
鹿児島の郷土料理はまさに家庭料理が由来といっても過言ではありません。
鶏刺しの特徴
鶏のいろいろな部位を楽しめる
鶏刺しは鶏のもも肉・むね肉・ささみ・レバーなどが1つの皿に盛られていることが多いので、それぞれの味が楽しめます。
もも肉はコリコリしているのにジューシー、むね肉やささみはしっとりさっぱり、レバーはとろけるような舌触りが特徴です。
鹿児島の醤油でいただく
鹿児島の鶏刺しには鹿児島のお醤油で召し上がることをオススメします!
鹿児島の醤油は甘いというのはよく知られていますが、これが鶏刺しとよく合うのです。
鹿児島のしょうゆと、わさび、おろしにんにく、おろししょうがと一緒にいただく鶏刺しは絶品ですよ!
鹿児島の鶏刺しはやはり地鶏で!
鶏刺し自体は他の地域にもありますが、鹿児島の郷土料理としの「鶏刺し」としては「地鶏」を指します。
地鶏は鶏舎にケージを設置せず、直接地面の上で放して飼育しています。
自然に近い形なので鶏にストレスがかからず良質の肉になるといわれています。
鶏刺しは生肉だけど安全・衛生面は?
2012年に牛のレバ刺しが規制されてから、鶏刺しについてもたまに安全性を疑問視する声もあがります。
鶏刺しの衛生面はどうなのでしょうか。
法律と衛生検査
食用の鶏肉にはガンピロバクターやサルモネラなどの菌が入り込むことがあり、法律によって衛生的に処理することが定められています。
また、細菌や処理の際の残留物質などは随時検査しています。
鶏刺し用の鶏肉は「生食用」に処理されていますので、他の加熱用の肉は決して生で食べてはいけません。
食中毒を防ぐためには
当たり前のことですが、使用する調理器具や、調理にあたる人の手指を清潔に保たなければいけません。
鹿児島県では食鳥処理施設には厳しい基準を設けており、それをクリアした施設のみ鶏刺しの製造販売を許可しています。
鶏刺しは「タタキ」の一種
実は鶏刺しは市場に流通する前に、新鮮な肉の表面を炙ったり、沸騰水にくぐらせたりして殺菌をしています。
ですから鹿児島県内では食中毒の発生件数は他県に比べるとごくわずかなんです。
鹿児島の鶏刺しをどうぞ安心してお召し上がりください。
鹿児島の鶏刺しは通信販売をしている肉屋さんが何軒もあります。
ぜひご賞味ください♪
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