島根県のしまね和牛

しまね和牛 牛肉の豆知識
画像出典:島根観光ナビ

しまね和牛の産地

しまね和牛

画像出典:島根観光ナビ

しまね和牛は島根県出雲地方の飼育農家によって生産されている黒毛和牛です。

黒毛和種とは

主に隠岐島や、静かで牧草の多い中国山間部にて子牛の頃から飼育されています。

しまね和牛の味

体格と体型に優れたしまね和牛は、鮮やかな赤身と繊細な霜降りとのコントラストが美しい肉です。

美しい肉から調理された味はコクが深く、豊かな風味が口の中に広がります。

最初に口に含んだ時の旨味が、他の肉よりも持続するところが特徴です。

強火の遠火でじっくりと焼き、最後に塩を振ることで、肉の旨味を最大限に活かすことができます。

しまね和牛の歴史

出雲の山間部では製鉄が盛んに行われていましたが、その輸送に牛馬が使用されていました。

牧畜も盛んに行われていたため、良牛の産地として古い文献にも記述されています。

江戸時代には松江藩が雌牛を買い上げ、農業発展のために生産農家に飼育をさせていました。

当時は牛糞を肥料とし、田畑に使用することが目的だったと言われています。

しまね和牛の発展

明治から昭和にかけ、牛は輸送や飼料としての供給が減り、肉牛としての需要が高まります。

しまね牛も改良が重ねられ、優秀な種雄牛を誕生させるまでになります。

品評会にも出品され、高い評価を得ることで「しまね和牛」の名が知られるようになりました。

 

しまね和牛の特徴

しまね和牛の飼育

しまね和牛はおとなしい性質であり、子牛の頃から温順な性格のため、飼育の負荷が少ない牛です。

早熟早肥で育てられることが好評となり、全国各地に出荷されています。

約2年かけてじっくりと育て、肥料には大麦やトウモロコシなどの穀物飼料を与えています。

しまね和牛の評価

平成14年には「全国和牛能力共進会」の肉牛部門にて「農林水産大臣賞」を獲得しています。

5年に1度行われる和牛のオリンピックである品評会にて、最高賞を得たことで価値を高めました。

過去には内閣総理大臣賞を二度受賞など、常に上位にランクインし、全国的に評価を高めています。

しまね和牛肉ブランド確立推進協議会とは

しまね和牛肉ブランド確立推進協議会はしまね和牛を広く流通すべく、設立された団体です。

平成4年に設立され、生産団体や販売店はもちろん、行政までが一体となって組織されています。

「安全」かつ「おいしい」ことを伝えることで品質の高さを証明し、消費拡大を目指しています。

しまね和牛肉を広く提供するべく、販売店や飲食店への加入を積極的に勧めている団体です。

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