日本三大和牛の一つ 神戸牛
今日はご馳走にしよう。
そんな時はやっぱり牛肉です。
きれいにサシの入った霜降り肉のステーキ、やわらかい赤身肉を使ったローストビーフ、お子様にも大人気のハンバーグ、もうたまりません。
お寿司も人気はありますが魚は嫌いな子供もいますし、お肉の人気には一歩劣ります。
なかでも人気なのが高級ブランド牛。
最近はいろいろ増えてきていますが、まず名前が挙がるのが「神戸牛」「松阪牛」、そして「近江牛」か「米沢牛」をあわせた3ブランドを日本三大和牛と呼びます。
世界でも高評価 日本の和牛
神戸牛は海外でも高い評価を受けています。
2009年にはアメリカのメディアが選んだ「世界で最も高価な9種類の食べ物」にキャビア、フォアグラ、白トリュフらと共に選出されました。
牛肉どころか獣肉の中で唯一の選出です。
オバマ大統領も欲した
アメリカのオバマ大統領が来日した際に「神戸ビーフとマグロが食べたい」と伝えたとされています。
このように神戸牛は海外でも有名な存在です。
そんな神戸牛のすごさ、改めてご紹介します。
なぜこんなに海外でも有名なのでしょうか?
明治以後に急速に
そもそも日本の和牛は世界でも非常に評価の高い存在です。
江戸以前は日本では仏教の戒律により肉食文化はほとんど無かったことは有名な話です。
肉食は明治以後急速に広○事になります。
この時、肉の生産方法やその味に固定概念を持っていなかった日本人はさまざまな方法や肉を試しました。
日本オリジナル 霜降り肉
たとえば霜降り肉はその代表的な成果です。
海外において牛は元々は単なる肉用牛ではなく、その辺の草を食べさせ農耕や荷役など仕事をさせて、年を取って使えなくなった牛を肉用としていました。
草を食べて育った牛は肉に臭みがあり、さらに長年仕事をしてきた分、赤身が多く、硬めの牛肉です。
それが外国人に取って「当たり前の肉の味」でした。
しかし、日本人はこの臭みや硬さを嫌い、さまざまな研究をしました。
草ではなく穀物を食べさせ、仕事をさせずのんびり育て、若いうちに肉にして、
そうして香りが良く、やわらかく、おいしい肉を。
そうしてできたのが和牛であり霜降り肉です。
海外を驚かせた霜降り肉
この肉は海外を驚かせました。
こんなおいしい肉があるのか、と。
そして日本の和牛は海外でも高い評価を得ることになります。
現在では海外で「和牛」といえばそれだけでも高級牛肉を指します。
特に神戸は、江戸時代末期に外国人居留地がありました。
その伝統もあってでしょうか、神戸牛は古くから外国人に親しまれ、特に海外でも名を知られる存在となっています。
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