バークシャーについて
バークシャー種は、イギリスが起源となっている黒豚です。
「バークシャー」という名は、イングランドの南東部の地名を表しています。
バークシャー種の特徴について
バークシャー種は黒色の毛、四肢と鼻端、しっぽが白色という見た目になっています。
6ヶ所、体の部位が白いので、六白黒豚なんて日本では呼ばれています。
見た目は強そう!でも実は小さい?
見た目全体が黒毛なので、いかにも強そうな感じですが、成豚でも250キロ未満。
ランドレース種やヨークシャー種は350キロ近くあるので、100キロ以上軽いということに!
実は他の品種の豚よりも一回り小さいというという特徴があるんですね。
バークシャー種の肉質の特徴とは
繊維が細かく、しかも脂肪交雑具合が繊細なので、歯切りの良い肉として知られています。
しかも豚特有の臭みが少なく、芳醇な香りを兼ね備えている点もバークシャー種ならでは!
日本で雑種は少ない?
バークシャー種は、できるだけ純粋種を生成することに力を注いでいます。
その理由は、他の品種と掛け合わせると、肉質が落ちてしまうため。
例えば、かごしま黒豚などはバークシャー種の交配のみで飼育されている品種です。
品種改良を行う際は、バークシャー種同士で行うと決めているんですよ。
日本の黒豚は審査も厳しい
日本では、黒豚は高価な品種とされています。
そのため、黒豚として認められるのはバークシャー種の遺伝子を引き継いでいる豚のみ!
つまりバークシャー種以外と掛け合わせた豚は「黒豚」と表記することができないんです。
バークシャー種なら何でも美味しい?
バークシャー種の素材が良いことは間違いありません。
しかし、飼育方法や生まれ持った性質が影響していることも否定できません。
どんな餌を与えているのか、どんな環境で育てているのか。
そういったことも消費者が意識して購入したいところですね。
バークシャー種の飼育方法とは
日本で育てられているバークシャー種は、大麦やパンを中心とした餌が中心!
また、鹿児島では特産物のさつまいも与えているケースもあります。
それによりタンパク質と脂肪の質が上がり、脂肪融点が上がるというメリットがあるんです!
日本でも最高クラスの品質
バークシャー種の黒豚は、日本でも銘柄種が数多く登場するほど!
鹿児島のかごしま黒豚、埼玉の彩の国黒豚、群馬県のとんくろーなどが有名です。
ちょっと贅沢したい方は、バークシャー種の黒豚を選んでみては?
コメント