飛騨牛のブランド価値が上昇
飛騨牛が高価な牛肉になったのは、銘柄化して長年の実績を積んだ、というのが大きいです。
飛騨牛として銘柄化したのは、1988年のこと。
優秀な雄牛の遺伝子を継承した子孫が大量に出生されたのが、飛騨牛を躍進させたきっかけです。
精子を保存している?
ちなみにこの優秀な肉質を多く輩出したのが、「安福号」を呼ばれる雄牛。
あまりに肉質の良い子をたくさん出産するため、「そのまま死んでしまうのはもったいない!」ということで精子を凍結保存したほど!
現在も、その精子が使用されているといわれています。
子供たちも頑張っている!
もちろん、安福号だけに頼るような状況が今も続いているわけではありません。
安福号の子孫たちも良い肉質を生み出すので、飛騨牛の種牡牛として活躍しています。
安福号の子孫としては、飛騨白清、白清85ノ3、広景福などがいます。
飛騨牛は肉質が素晴らしい!
飛騨牛が高額になっている要因としては、やはり肉質の高さが挙げられます。
「日本食肉格付協会」という厳正な審査をしている協会からも、お墨付きのお肉ばかりです!
歩留等級
飛騨牛は歩留まり等級がA、B、Cの中でA、Bに該当するものだけです。
歩留まり等級を簡単に説明すると、一頭から採取されて食べられるお肉の量です。
肉質等級
そして、判断基準となっている肉質等級も5段階中3以上の牛のみが飛騨牛として認定されます。
肉質等級は、脂肪の交雑具合や色艶などを厳正に判断します。
こちらは、機械と人のチェックが入る査定となります。
つまり、見た目と質の両方で飛騨牛は、査定されているというわけです。
飛騨牛はいわば勝ち組
飛騨牛として認定されるには、厳しい審査基準を通り抜けた牛だけが認められるんです。
それだけエリートの牛になるわけですから、それに比例して値段も高騰するのも頷けます。
グランプリも受賞経験あり
飛騨牛は全国の和牛を対象とした、「和牛オリンピック」でも受賞経験があります。
優秀賞に輝いた経験や、日本一に輝いた経験もあるほど!
全国の強者が集まる銘柄牛の中でも、とりわけ高い評価を受けているんです。
評価が高い秘訣とは
飛騨牛の魅力は、色艶と霜降り具合。
色は桜色とも言えるような色鮮やかな光沢のある赤色が特徴です。
そして脂肪がこまめに入った肉繊維が絶妙!
脂っぽい口溶けにはならず、ジューシーさを程よく感じさせてくれます。
伝統的な肉質の良い血筋が引き継がれ、その肉質を保とうとする生産者の努力の結晶とも言えるのが飛騨牛です。
全国的にも屈指ともいえる牛肉を、一度は食してみたいですね。
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