ふらの大地和牛について

画像出典:furusato-otoku.com/
ふらの大地和牛は北海道の富良野市で生育されている黒毛和牛です。
富良野市といえば、北の国からやラベンダーで有名ですね。
その自然豊かな環境で育っていて、地元を代表する和牛となっています。
年間わずか70頭!
ふらの大地和牛は年間でわずか70頭余りの出荷数です。
日本で最も有名な神戸牛が年間3000頭余りと言われていますから、その差は歴然ですね。
ある意味、ふらの大地和牛の方が希少性があって、ブランド価値があるかも!
出荷先は北海道内
70頭という少なさもあって全国各地の市場に流通するということはありません。
主な出荷先は十勝枝肉市場。
北海道の畜産公社で取引されています。
ふらの大地和牛とはどんな肉?
少ない出荷数ながらもきちんと精査した和牛のみが出荷されています。
肉質の等級は3以上が条件です。
出荷時に650キロ以上を最低限必要とし、最大で850キロ未満の牛が条件です。
飼料にもこだわりが!
ふらの大地和牛は他の肥育飼料と違ったこだわりがあります。
それはもち米を使用すること!
出荷5ヶ月前からもち米を使用することにより、ビタミンをコントロールします。
さらにアミノ酸量を増加させる効果が期待できます。
じっくり育てて出荷
一般的な牛は、出荷までに27ヶ月程度の月齢を要します。
しかし、ふらの大地和牛はなんと30ヶ月程度!
他の牛よりも長い間飼育することにより引き締まった肉質を実現しています。
ふらの大地和牛の肉質について
一般的な飼料として挙げられるのが、とうもろこし、麦、大豆など。
そこにもち米を代替することで筋肉内脂肪酸組成に変化が現れます。
それによって枝肉の重量が向上し、より良い肉質へと変化します。
味だけでなく出荷の単価もUP!
単純に味が良くなるというだけでが利点ではありません。
枝肉の格付けが上がって枝肉重量も400キロ以上を超えてくれば、それだけ高い売買が可能になります。
肉用牛経営者にとっても、もち米は非常に魅力のある飼料といえるでしょう。
ふらの大地和牛を食べたい!
ふらの大地和牛を取り扱っているのは、北海道内のレストランやホテルが中心です。
地元の特産品を取り扱った企業が焼き肉やすき焼きなどにして振る舞うケースが多くなっています。
気軽に入手できるものではありませんが、北海道ならではのお肉を堪能したいという方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
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