最大の違いは飼育期間
地鶏と若鶏の最大の違いは、育てる飼育期間にあります。
若鶏の場合は生後50日程度で出荷、地鶏の場合は銘柄鶏によりますが120日から150日程度。
育てる時間が違うということで当然、価格にも違いが生まれてきます。
価格はどれぐらい違う?
価格は銘柄鶏などよってバラバラなので一概に言えませんが、ざっくりとした相場をご紹介します。
国産の若鶏でモモ肉の場合、100g80円前後。
一方、地鶏のモモ肉の場合、100g400円程度といったところが相場となっています。
これだけでも地鶏がいかに高級食材かということが分かりますね。
鶏肉の値段とは
鶏肉の値段の順番は、外国産若鶏⇒国産若鶏⇒地鶏の順番に高くなっていきます。
外国産といえば、ブラジルやタイなどが多いですね。
やはり日本人は、外国産よりも国産を好む傾向にあります。
その結果、国産の鶏肉のほうが高くなってしまう傾向にありますね。
地鶏と若鶏の特徴について
地鶏は飼育期間が長いのに対し、若鶏(ブロイラー)は、急速に成長させることを目的とした鶏です。
人間によって無理やり成長を促しているので、ちょっとかわいそうな部分もありますね・・・。
ブロイラーと若鶏は違う?
正確には、孵化後3か月未満の鶏を若鶏と呼びます。
しかしブロイラーとして育てている鶏は、全て若鶏の状態で出荷されています。
その結果、いつの間にか「ブロイラー=若鶏」といったイメージが定着している感じですね。
地鶏と若鶏の定義とは
若鶏(ブロイラー)は、孵化後50日程度で、体重2200gほどの鶏が出荷されています。
一方、地鶏は孵化後80日以上で、在来種の血液が50%以上混ざっていることなどが条件です。
地鶏と若鶏の出荷数比率とは
若鶏の方が9割どころか、9割9分以上の出荷数を誇っています。
日本で気軽に食べられるのは、ほとんどが若鶏(ブロイラー)ということになりますね。
地鶏はわずか1%程度!!
それだけ高級なブランド鶏というわけですね。
ブロイラーの条件とは
ブロイラーの条件は非常に緩いです。
唯一条件があるとすれば、飼養密度。
「1平方メートルに16羽前後にとどめる」という記載があるぐらいです。
地鶏の条件とは
一方、地鶏は認められる条件が厳しくなっています。
具体的な条件として、
・「80日以上飼育していること。」
・「平飼いの期間があること。」
・「一羽あたりの飼育スペースがしっかりと確保されていること。」
などがあり、地鶏として認められる条件は大変ですね。
コメント