かごしま黒豚 その美味しさと栄養の秘密

六白黒豚 豚肉の豆知識

美味しく健康! 黒豚とサツマイモの素敵な関係

鹿児島の特産品のサツマイモと黒豚の相性が抜群!

その理由を紐解いていきます。

かごしま黒豚を支えるサツマイモパワー

かごしま黒豚の美味しさの秘訣は、品種だけではなく、与える餌にもあります。

それは鹿児島名産のサツマイモ。

伝統的に、鹿児島では豚にサツマイモを与えてきました。

現在でも、かごしま黒豚は出荷の60日前からはサツマイモを10~20%混合した飼料を与えます。

これは単なる伝統というだけではなく、かごしま黒豚の美味しさの秘訣でもあるのです。

サツマイモ飼料を与えることで、肉のきめの細やかさが向上し、臭みが減ります。

また、ビタミンEなど栄養素も増加。さらにサツマイモに多く含まれるでんぷん質により、肉に含まれる脂肪にオレイン酸が増えます。

この、オレイン酸を多く含む肉は他と比較し美味しいという研究結果が出ています。

あのイベリコ豚も

ちなみに、かの有名なイベリコ豚は、餌にドングリを与えている事が有名です。

イベリコ豚は7月・8月生まれが狙い目!

このドングリもサツマイモ同様、脂肪中のオレイン酸の割合を増やす効果があり、それがイベリコ豚の美味しさの源となっています。

つまり、かごしま黒豚はイベリコ豚と共通する美味しさの秘訣を持っているのです。

 

黒豚の栄養

サツマイモで育った黒豚は栄養も満点!

豚肉は栄養満点 体の為にも頭の為にも

そもそも豚肉は、安い、脂っぽいというイメージとは裏腹に非常に健康にいい物なのです。

豚肉は、必須アミノ酸の含有比率を示すアミノ酸スコア、タンパク質の品質指標であるプロテインスコアが非常に高いです。

タンパク質は、三大栄養素の一つで、不足すると疲労しやすくなり肌荒れや抜け毛が頻発します。

また、豚肉はビタミンB1を豊富に含みます。

ビタミンB1は体の主要なエネルギー源である糖分の代謝にかかわります。

脳は糖分のみを栄養素とするため、B1が不足すると頭の働きの低下を引き起こします。

タンパク質といい、ビタミンB1といい、心身を活発に動かすのには重要な栄養素であり、豚肉はそれを豊富に含む素晴らしい栄養源なのです。

さらに、かごしま黒豚は、良質な脂肪分やビタミンEまで豊富に含みまさに栄養満点です。

脂肪は大事な栄養素

かごしま黒豚の美味しさと栄養は、脂肪にもあります。

いくら美味しいと言っても、脂肪というと嫌なイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。

脂肪、そしてその中に含まれる脂肪酸はよく健康の敵とされています。確かに取り過ぎは健康に悪いのですが、それはどんな栄養素にも言える事です。

むしろ、最近の研究によると良質な脂肪酸の摂取は健康の維持や頭脳の働きに良い影響を及ぼすと分かってきています。

これにより過剰な脂肪排除指向によりひきおこされる健康被害が問題とされています。

善玉コレステロール オレイン酸

そして、かごしま黒豚の特徴でもあるオレイン酸、ここでも登場します。

オレイン酸は、不飽和脂肪酸の一種で、いわゆる善玉コレステロールです。

オレイン酸特有の働きとして、体内の悪玉コレステロールの量を下げ、動脈硬化や心臓病、高血圧のリスクを下げる事が特に知られています。

本来、動物性の脂肪を摂取すると、悪玉コレステロールの体内の量が増加します。

ですが、このオレイン酸のおかげで、かごしま黒豚は食べても悪玉コレステロール量が増えません。

味の向上と健康の維持、両者にオレイン酸は活躍しているのです。

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