黒豚ってどんな豚?
黒豚、といえばちょっと高級で質のいい豚肉、というイメージがありますね。
黒豚とは?
黒豚といえるかどうかは、「バークシャー純粋種の豚の肉であること」が必要です。
バークシャー同士の豚の交配によって産まれた豚でないと日本では黒豚とは名乗れないんです。
バークシャー種はもともとはイギリス原産の豚で、体の色が黒い豚です。
明治時代以降に日本の在来種とバークシャー種と交配させることによりより肉質のいい黒豚に改良してきました。
日本の黒豚
鹿児島黒豚が大変に有名ですが、埼玉県の彩の国黒豚、群馬県のとんくろー、岡山県のおかやま黒豚、香川県の讃岐黒豚など、日本国内にはいろんな黒豚の種類があります。
日本で飼育されている豚は雑種が多いのですが、黒豚の場合は他の品種との雑種にしてしまうと本来の肉の質や味わいが損なわれるので、バークシャー種のみとなっています。
鹿児島の黒豚ならサツマイモといったように、生産地ならではの飼料を与えていることもあります。
もともとキメが細かくジューシーな肉質をもつバークシャー種に各生産地ごとの工夫をして、肉質や味わいのよさを追求しているというわけです。
黒豚のうれしい栄養
豚肉の栄養分として有名なのは豊富なアミノ酸、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンなどです。
カルノシンってどんなアミノ酸?
黒豚はたんぱく質を作っているアミノ酸をたくさん含んでいます。
まず食肉に特徴的な成分であるカルノシンをとても多く含んでいます。
黒豚に特有の旨みや甘み、コクのもとになるだけでなく、疲労回復に効果があります。
アンチエイジングや、生活習慣病の予防にも役立つとあって、とても嬉しい効果をたくさん持っています。
豚肉のなかでもとても有効な成分として知られています。
アラニン、グルタミン酸もある
またアラニンという甘み成分を含むアミノ酸は運動をする際のエネルギー源になってくれます。
乾燥肌になるのを防ぐ、体脂肪が燃焼されやすくなるなど、美容やダイエットにも効果的です。
グルタミン酸という旨み成分を含むアミノ酸は脳を活性化するのに役立ってくれます。
記憶力や学習能力のアップ、脳にダメージを与えるアンモニアを体外に排出するなどの効果を持っています。
ビタミンB群もたっぷり
豚肉にはビタミンB1が牛肉の10倍くらい含まれていると言われています。
ビタミンB1といえば、疲労回復の効果がよく知られており、夏バテにも効果的です。
また酵素を助けて糖質をエネルギーにかえる働きも持っています。
ビタミンB2はエネルギーの代謝を促して美しい髪や爪、皮膚を作るのに役立ってくれます。
ナイアシンは皮膚、粘膜の健康を保ってくれるし、アルコールの分解にも役立ってくれます。
美容や健康をサポート!
つまり豚肉は体の機能を正常に保ってくれる食材なのです。
美容や健康を保ち、エネルギーを作るうえで欠かせない成分をたっぷり含んだ黒豚の肉、おいしいだけでなくて嬉しい効果がたくさんあります。
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