黒豚の生まれ持った肉質が最大の武器!
黒豚はイギリス原産の黒豚と、土着の豚を掛け合わせたものが黒豚として扱われています。
主に鹿児島で土着の豚が飼われていたため、かごしま黒豚が特に世間的に定着しています。
黒豚と普通の豚、何が違うの?
そんな黒豚ですが、一般的に流通している豚と何が違うのでしょうか。
その最大の違いは脂質の割合が低く、筋肉繊維が細かいということが大きいでしょう。
飼育期間が違う!
黒豚は一般的に流通している豚よりも飼育期間が長くなっています。
だいたい2ヶ月から3ヶ月ほど長く飼育され、引き締まった筋肉質な肉質に変化しています。
単純に飼育期間が長ければいいのなら、「普通の豚でも長く飼育すればいいのではないか?」と思う人もいるかもしれませんね。
この違いは、黒豚の発育速度と人間の需要と供給という現実が考えられます。
より引き締まった良い肉を提供したいと考え、黒豚は大切に扱われています。
また発育速度にも時間がかかると言われています。
一方、一般的な雑種の豚は飼育期間のコストを考えると、少しでも早く市場に捌きたいという現実があります。
また、黒豚はもともとアスリートのような細かな筋肉繊維を生まれ持っている豚ですから、大切に育てられるという事情があるわけです。
味も黒豚と普通の豚では違う?
一般的に黒豚の方が普通の豚に比べて、豚肉にありがちな独特の匂いがありません。
黒豚は肉繊維が細かい種類であり、活動的なことから引き締まった質の良い肉が生成されるケースが多くなっています。
極上のバラ肉
豚の中でも、バラ肉として扱われる部分は脂肪が溜まりやすく、赤身の部分が少ないとされています。
しかし、バラ部分でも黒豚の場合は赤身と脂肪分が交互の何層にもなっていて、肉質も優秀です。
つまり、黒豚でしっかりと飼育されたものは、どの部位であっても上質な肉質を誇るということになります。
黒豚ならなんでも質が良いわけではない?
例えば人間の世界でも、身体能力に優れたアフリカ選手がみんな足が速いわけではありません。
それと同様に黒豚も元々持っているDNAとしては、素晴らしい肉質を誇っていますが一頭一頭体質が違います。
そして育った環境や運動量、食べている餌も違いますので、全ての黒豚が優秀とは言い切れません。
最高品質の黒豚を選びたいなら、しっかりとした飼育環境で過ごしていて、どのようなものをエサとして摂取しているのかも、気にする必要があります。
条件の整ったところで飼育された黒豚なら、間違いなく一般的な豚より良い肉質を誇ると言えるでしょう。
コメント