黒豚の仕訳方法とは?
皆さんは黒豚の定義を理解していますか。
黒豚だと思って購入したものが、「実は普通の豚のお肉も混ざっていた!」なんてこともあるかもしれません。
ここではどのような豚を黒豚と一般的に呼んでいるのか、ご紹介していきましょう。
黒豚はバークシャー種と呼ばれる、豚の純粋種のみ呼ばれています。
もし、黒豚の親でも混血黒豚や三元黒豚の場合は黒豚という表記はできません。
スーパーなどでは、「黒豚血統割合何%」という表示が義務づけられています。
つまり、純血の黒豚というのはなかなかいない希少価値があるということです。
黒豚だと思って購入したお肉をよく見てみると、「黒豚を交配したお肉」、「オスのバークシャー種を使用」などのケースがあり、純粋種という扱いで販売されていないものがあります。
それらはすべて混血黒豚という扱いになります。
いわば、日本人と外国人の間に生まれたハーフのような存在と考えると分かり易いでしょう。
市場で純粋種はほとんどない?
このように一般的に多く流通しているのが黒豚のDNAを受け継いではいるものの、純血ではない雑種の黒豚が多く出回っているのが現状です。
これらは純粋種の黒豚よりも価格が落ちます。
ただ、質は純粋種の黒豚とほとんど変わらないものも、数多く存在しています。
しかしそれでも純粋種の黒豚以上の品質はないでしょう。
日本で流通している黒豚はわずか5%ほど。
ほとんどが雑種のヨークシャー種、ランドレース種、ハンプシャー種、デュロック種などとなっています。
特に日本では、これらの種類の豚肉を掛け合わせた「三元豚」と呼ばれる形で販売されるものが多くなっています。
黒豚と表記出来るのは厳正な審査が必要!
日本では、これまで品質表示違反にかかわる問題が数多く起こってきました。
いわゆる品質偽装や産地偽装ですね。
外国産のもの国産牛として表示したり、産地を変えて販売するなど。
購入者の印象変えて販売し、虚偽の表示を行われていたことが問題となりました。
そういったこともあり、農林水産省は販売する商品の表記に厳しい基準を設けています。
その状況をふまれ、黒豚と表記されるものは厳正な審査を受けたもののみ可能。
今では豚肉のDNA鑑定ができるまで鑑定技術が発達し、黒豚かどうかを識別する検査できるようになっています。
豚肉の脂肪、血液などを採集し、遺伝子のチェックや検体調査が可能になりました。
こういった検査が可能になり、不当表示がなくなりつつあります。
安心して、「黒豚」と表示された豚肉を購入できる環境があるといえます。
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