十勝和牛について
北海道の中でも有数の酪農地域と呼ばれる十勝。
その中でも観光や酪農業の主となっているのは、ホルスタイン種の乳牛です。
つまり肉用牛は実は少ないんです!
肉用牛はどれぐらい?
十勝で生育されている肉用牛は全体のわずか5%のみ。
それでも約5,000頭以上が肥育されていて、北海道の中では多い部類に該当します。
十勝和牛の定義
北海道内で生まれ十勝育ちの黒毛和種で、十勝和牛振興協議会の会員が肥育しホクレン十勝枝肉市場に上場した牛が十勝和牛の定義となります。
出荷は1年間に1600頭ほど
十勝和牛として市場に出回るのは、年間で1600頭程度なので、全国的にみればまだまだ少ないです。
上を見れば、年間何千頭と出荷しているブランド牛が多くありますからね。
例えば、全国的にも有名な但馬牛は出荷するだけでも5000頭以上超えています。
その観点から見ると、十勝和牛はまだまだ出荷数としては多い部類とは言えません。
十勝和牛の特徴
十勝和牛は十勝地域で肥育された黒毛和種が対象になります。
その中で30ヶ月ほどの期間を経て出荷されます。
現在では数多くの肥育農家が存在
現在、十勝和牛を育てているのは約70戸ほどの農家。
単純に肥育だけをしている農家に限定すれば、もう少し数がありますが、繁殖から肥育まで一貫して行っているのは限られた農家のみになります。
主な飼料とは
十勝和牛に与えている飼料は、乾草と稲藁などの栄養価が高いもの中心です。
生後数ヶ月は母乳も与えますが、成牛になってくるとサトウキビの搾りかすなども与え、整腸作用を促します。
大きいものでは、約800キロ程度まで成長する品種となっています。
十勝和牛の肉質とは
十勝和牛は体重を増やすことを目的に、長い飼育期間が必要となります。
そのため出荷されるものは枝肉が十分とれるものばかり!
じっくりと育てられた十勝和牛は栄養価が高く、肉質も引き締まっているものが多くなっています。
北海道以外でも人気
北海道だけでなく、全国各地のスーパーやデパートにも流通している十勝和牛。
出荷数も増えているため、通販やネットで入手することも可能になっています。
十勝和牛のステーキを堪能!
十勝和牛を食べるなら、何と言ってもステーキで食べるのが一番!
繊維質が細かく、とても柔らかいのが特徴。
簡単に切れる弾力、噛めば噛むほど味わいを感じさせてくれるお肉は十勝和牛ならではです。
表面を炙って、中がまだやや赤身の状態が残る程度で食したいところですね。
北海道を代表するブランド牛を是非、堪能してみてはいかがでしょうか。
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