「飛騨牛」は黒毛和牛の一種です。主に岐阜県の飛騨地方が産地です。
ちなみに、お店で売られているお肉は「ひだぎゅう」、飼育されている牛は「ひだうし」と読みます。
飛騨牛のおいしさは「安福号」から始まった。
みなさん、飛騨牛を召し上がったことはありますか?お口の中に入れたとたんに舌の上でとろけそうですよね。
今、私たちが食べている「飛騨牛」は、1980年、兵庫で生まれた但馬牛の「安福号」がルーツです。
但馬牛については但馬牛とは最高級牛肉の元祖!にて記事にしています。
この「安福号」は、牛の肉質が非常によかったことから、岐阜県所有の種牛となりました。1993年に亡くなるまで「安福号」からは39000頭の子どもが生まれたそうです。
その「安福号」の子孫が、和牛日本一を決めるコンテスト「全国和牛能力共進会」で2連覇を果たしたのです。飛騨牛がおいしいのも納得ですね。
飛騨牛のおいしさは「岐阜の自然」から。
日本全国和牛の産地は数ある中で、なぜ飛騨牛はこんなにおいしいのか、その秘密を知りたいですよね。
産地の飛騨地方は山深い森林で、さらに盆地でもあります。
この地形から湧き出るミネラル豊富な湧き水のおかげで美味しい肉になったといわれています。
さらに生産者のみなさんが飼料を吟味したり、よりよい環境を整えたりと飛騨牛のために愛情をかけていらっしゃるから日本一のお肉になったのですね。
「飛騨牛」と認定されるには
もちろん、岐阜県には「飛騨牛」以外の和牛も生産・販売されています。
それでは、「飛騨牛」と「ただの和牛」の違いはなんでしょう?
「日本食肉格付協会」が定めた格付けによると「飛騨牛」に認定されるには
1.肉質が5段階の「3以上」
2.歩留等級(牛一頭から取れる肉の量)が3段階のA・B。
これら2点を満たすのが条件で、それ以外は「飛騨和牛」と呼ばれています。
このような厳しい審査をクリアしてきた「飛騨牛」はまさに和牛の優等生ですね!
「飛騨牛」のレシピ
それではこの飛騨牛の旨さを引き出すお料理をいくつかご紹介します。
ハヤシライス
牛肉といえばやはりハヤシライス!
ホールトマトと一緒に煮込むと味の相乗効果が出て、肉のうまみが引き立ちます!
カレーもそうですが、一晩寝かすと味がしみこんでさらに美味しいです。
焼肉サラダ
1.お皿にレタス、千切りのキャベツを乗せる。
2.フライパンを熱し、サラダ油をひき、にんにくのスライスをいため、肉を入れ炒めるる。
3.焼肉のたれで味つけをして、肉がたれに絡んだら1のお皿に盛る。
すじ肉の煮込み
飛騨牛のやわらかさ、甘みを生かした煮込み。お酒のアテにもいいですよ。
いかがでしたか?ぜひ「飛騨牛」をご賞味ください。
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