なぜ神戸牛は高いの?
「希少価値があって肉質が良いから」、
と言ってしまえばそれまでですが、とにかくいろんなハードルを乗り越えたお肉なんです!
神戸牛として認められるには、様々な条件をクリアした限られた但馬牛のみ。
もともと神戸牛という名前ではない?
神戸牛は、「神戸で育ったから神戸牛」というわけではありません。
兵庫県で生産されている黒毛和牛は但馬牛と呼ばれています。
その中で神戸肉流通推進協議会が定めた基準を満たしているもののみが神戸牛として認められます。
神戸牛はどれぐらい存在するの?
但馬牛自体がもともと少なく、年間で6000頭弱とされています。
そしてその中で神戸牛と認められるのはその半分にあたる約3000頭。
これだけ希少価値がある牛肉ということがわかりますね。
神戸牛はどんなハードルを設けている?
神戸牛は日本の牛肉の中で、一番厳正な審査が行われていると言われるほど。
兵庫県内で生産されたということを条件に、但馬牛の血統の交配を続けられた牛のみが対象です。
但馬牛についてもっと詳しい内容は但馬牛とは最高級牛肉の元祖!にて記事にしています。
具体的な基準とは
但馬牛であるというのはもちろんのこと、未経産または、去勢を行っていることも条件です。
他にも歩留等級でAまたはBランクに該当していること。
BMSの値が6以上となっていること。
肉質等級が4以上となっていること。
枝肉の重量が雌牛の場合230キロ以上、雄牛が260キロ以上などの基準があります。
ブランド価値も上昇
ブランド価値が上がって、知名度が上昇したことも値段に影響しています。
単純に肉質が良いということ以外の付加価値も加わっているということですね。
人が群がれば、当然品薄状態は避けられませんからしょうがないのかも。
今では海外の人気もアップ
神戸牛が高価になった理由として、国内だけでなく国外での需要も広がったことが挙げられます。
今では神戸牛をさまざまな国に輸出しているほど!
「そんなことしないで日本人にもっと食べさせて~」という感じもしますけどね(笑)
神戸牛から「Kobe Beef」へ
今や日本のみならず海外からの需要も増え、年々、リクエストが増加しています。
フランス、スペイン、ドイツなどのヨーロッパからも問い合わせが来るほどに!
日本国内で生育されている神戸牛の数割が海外に輸出されている状況です。
そういったことも神戸牛が一段と高価になった理由の一つとして挙げられそうです。
逆にいうと、世界からも認められている神戸牛。
ぜひ一回は食してみたいですね!!
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