生姜の基本的な保存方法
まずは生姜の基本的な保存方法について紹介します。
生姜の最適な保存温度
生姜には保存に適した温度があり、最適な温度は13℃とされています。
冷蔵庫で保存される方も多いのですが、冷蔵庫は生姜に適した温度ではありません。
高温多湿な場所も適していないため、風通しが良く、日の当たらない場所に保管しましょう。
生姜の正しい保存方法
生姜は冷暗所にて、ラップや新聞紙にくるんで保存しておくのが正しい保存方法です。
一度に全部を使用せず、少量ずつカットして使用する方も多いでしょう。
カットした切り口が乾いてしまうため、切り口にはラップをかけてください。
再度使用する時は、乾燥した切り口だけ切り落として使用するようにしましょう。
すりおろした生姜を保存したい方は、瓶などのキチンと密閉できる容器を使用します。
また、密閉する前に酢を少々混ぜてから保存すると、変色を防いで保存することができます。
時間がたつと風味が落ちてしまうため、およそ一カ月を目安に使い切りましょう。
冷凍庫で保存をする場合
冷暗所での保存が適した生姜ですが、冷凍庫で保存することも可能です。
ただし、生姜は刻んでから冷凍保存した方が使用時に便利です。
薄くスライスしたり、細切りにしてからタッパーやラップにくるんで冷凍保存します。
すりおろした生姜も冷凍庫で保存できるため、薬味として使いたい方にも便利な保存法です。
使いたい時に使いたい分だけ解凍できますし、解凍時間も短く済みます。
長期に生姜を保存したい場合
すぐに乾燥してしまいがちな生姜は、水に入れて冷蔵庫で保存すると長持ちします。
カットした生姜をタッパーや瓶に詰め、ひたひたになるまで水を入れて冷蔵庫に入れます。
ただし、水は2~3日おきに交換し、新鮮な水の中で保存するようにしましょう。
この方法を繰り返すと、1か月半くらいは持つようになります。
さらに長期間保存したい場合は、水の代わりに焼酎につけると半年ほど持ちます。
すぐに使用する予定がない時や、大量の生姜を取っておきたい時には便利な方法です。
生姜を乾燥させて保存させる場合
次は生姜を乾燥させて保存する方法です。
乾燥生姜の作り方と保存方法
生姜を皮ごと薄くスライスし、1枚ずつ並べて、カラカラに乾くまで天日干しをします。
乾いた生姜はミキサーにかけたり、すりつぶしたりして、粉々にして容器に入れます。
きつく容器を密閉し、なるべく空気に触れないようにしながら冷暗所で保存します。
湿気に弱いため、乾燥材を入れたり、小分けにするなど工夫して保存するようにしましょう。
乾燥生姜のメリット
乾燥した生姜にはショウガオールという成分が含まれ、体を温める効果があります。
冷え対策に生姜を摂取するのなら、生の生姜より乾燥した生姜の方が適しています。
生姜は乾燥させると風味が落ちるため、薬味の使用には向いていません。
ドリンクやスープとの相性はいいため、あたたかい飲み物に混ぜて飲むのがおすすめです。
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