神戸牛とはどんな黒毛和牛?

神戸肉流通推進協議会 牛肉の豆知識

神戸牛とは

神戸牛お取り寄せ

神戸牛といえば、日本はもちろん世界でも非常に有名な黒毛和牛です。

ちなみに「神戸牛」という牛が飼育されているわけではありません。

但馬牛の肉の中で厳選されたものが神戸牛と呼ばれています。

※但馬牛については但馬牛とは最高級牛肉の元祖!にて記事にしています。

日本三大和牛と呼ばれているのは、松阪牛と近江牛(または、米沢牛)、そして神戸牛。

日本三大和牛の一角、米沢牛

松阪牛をお取り寄せする際は気を付けよう!

日本三大和牛の一つ「近江牛」

これらと並んで称賛されていますが、その中でも頭一つ抜けている印象があります。

 

世界で最も高価な9種類の食べ物

2009年に、「世界で最も高価な9種類の食べ物」に神戸牛が選ばれたことがあります。

この選ばれた食材の中にはキャビアやフォアグラ、トリュフといった三大珍味なども。

これらの食材に並んで神戸牛が選ばれ、その知名度は世界的なものとなっています。

ちなみに神戸牛という日本語ではなく、「神戸ビーフ」として、世界では知れ渡っています。

それにより、神戸牛のブランド価値をさらに上げたといえるでしょう。

 

神戸牛の特徴とは

神戸牛は、厳正な基準を満たしたものだけが神戸牛として出荷されます。

神戸牛はメスの場合は未経産牛、オスの場合は去勢牛に限られます。

そして歩留等級とBMSの基準によって神戸牛かどうかが判断されます。

歩留等級とBMSに関して簡素的に説明するならば、肉質のこと。

霜降り具合や肉の引き締まり具合などをチェックしています。

良質なものだけが神戸牛として選ばれるという解釈で良いでしょう。

神戸牛が明確化されたのは近年に入ってから

昔から神戸牛の基準が示されていたわけではなく、1980年代はバラバラの基準でした。

人の目による大まかな基準だったため、肉質にもバラつきがあったことは否めませんでした。

神戸肉流通推進協議会の発足

しかし、そういった問題点に着手し、牛肉の選定を行う機関が発足しました。

その名も「神戸肉流通推進協議会」

それ以来、神戸牛の定義が明確化されました。

しっかりとした基準値を上回っているものだけが神戸牛と呼ばれるようになっています。

関連記事

神戸肉流通推進協議会とは本物の神戸牛を証明する機関!

 

今では神戸牛の価値が海外にまで追随

神戸牛の価値が一段と高まったことにより、今では神戸牛がブランド化しています。

しかし、そのブランドが故に不正に偽物が海外でも出回る事態に・・・。

損害を懸念した神戸肉流通推進協議会が、神戸牛を海外にも輸出することを決めました。

偽物が出回るのを防ぎ、世界的なブランド価値を高めようという動きになってきています。

今では海外の著名人や大統領までもが神戸ビーフを楽しみにして来日することがあるなど。

日本を代表する牛肉として、存在価値は確固たるものへと変化しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました