三元豚について
繁殖力のあるランドレース種と大ヨークシャー種を中心に、デュロック種の掛け合わせたものが一般的です。
ランドレース種
ヨークシャー種
デュロック種
掛け合わせ方は?
まず、ランドレース種と大ヨークシャー種を掛け合わせて子取り母豚とします。
そこから止雄豚として、デュロック種を掛け合わせたのが三元豚です。
最後にデュロック種を掛け合わせるのは、肉質の向上を目的としているためです。
デュロック種にどんな特徴が?
デュロック種は、豚の中でもサシが細かく入っているのが特徴です。
サシとは、霜降り状の脂肪のこと。
それだけジューシーな肉質となる特性を兼ね備えているので、口解けも抜群です!
三元豚の銘柄も登場!
肉質に優れた三元豚をブランド豚として、販売している地域もあります。
有名なところでは山形の山形三元豚、米沢三元豚など。
米沢牛で有名な山形は、豚も有名なんですね!
三元豚は世界的にも人気!
三元豚の製法を行っているのは、日本だけではありません。
中国でも複数の豚を掛け合わせた交配が行われています、
ブランド豚で言うと、「金華豚」などは聞いたことがあるかもしれません。
農家・牧場が有名になるケースも!
豚だけでなく、その三元豚を育てている農家や牧場がブランド化しているケースもあります。
有名なところでは、山形の平牧三元豚。
三元豚を飼育していることで有名な平田牧場の系列で育てられた豚を指します。
三元豚の呼び名を覚えると便利
三元豚には、掛け合わせた品種のアルファベットの頭文字が使用されて名付けられます。
例えばランドレース(L)、大ヨークシャー(W)、デュロック(D)を合わせてLWD。
ランドレース、大ヨークシャー、バークシャー(B)ならLDBといった感じです。
購入するときにアルファベットを意識する
上記のように、頭文字を理解しておけばどんな品種の豚が使われているか一目でわかります。
例えば、バークシャーの「B」が入っていれば、「肉質に優れている豚だな」と一目でわかります。
バークシャー種
中には四元豚も!
日本で主流となっているのは三元豚ですが、中には4種の品種を合わせた四元豚も存在します。
ただ、そこまで日本人が見分けられるほどの味の違いは、ないと言えそうです。
掛け合わせた数よりも、品種や養豚牧場の名前をチェックした方が、上質な肉と出会えるでしょう!
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